夢の中で

何かを蹴飛ばした。と思ったら、現実に寝床の中で、机か何かを蹴飛ばしていた。足先が痛くて目が覚めた。

 

”何か”を蹴飛ばしたというのは、急激に姿を変えたからである。最初は卑屈な人間のように見えたのだが、すぐにランプ(手塚治虫の漫画の登場人物)のようにも見え、ネズミのようにも見えたのであった。

昔、家の中に入り込んだ猫を追い出そうとして、蹴飛ばしたことがある。しかしすばしこい猫ではなく、その陰の柱を蹴飛ばして、足の親指の爪をはがしたことがあった。爪が半分剥がれ血だらけになった。そのことを思い出した。

今回は幸い血は出なかった。布団の中から蹴ったからだろう。

 

夢の中の出来事が、現実になる。これは不吉だな。

このとき、使った脚は、痛い方の脚だから、何らかの関係があるのだろうが・・・

不吉というのはそのことではない。

夢が現実になる、オソロシイことと言うのは、おねしょ である。

いよいよ、始まるのか・・・・うーむ。

 

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昨日、杖をついて、すこしだけ歩いてみた。やく1700歩。1㌔。

1700歩ということは、杖を850回使ったという事である。その間に

高さ(長さ)を調節した。足の負担を軽減し、同時に肩に対する負担の少なくなるような、長さ。

一回だけではよく分からないが、杖を突くというのは、なかなか難儀なことである。

 

今まで約4500歩歩いていたので、今度はそれより少し歩数が多くなるだろう。5000歩として、2500回杖を突くことになる。それだけ肩を使い、全身を使う。

 

まあ。無理しないで、ぼちぼちだな。

 

散歩コースの丁度中頃に、ベンチがある。いままで、ほとんど坐ったことは無いのだが、これからは、毎回ここで休憩することになるだろう。

小鳥が逃げ、そして戻ってくる。その声にしばらく耳をかたむけることになるのだろうなあ・・・風にそよぐ木々のささやきとか。

今までの散歩では、その余裕はなかった。