2か月目に入り、手本もずいぶん変わってきた。
これは、行書と草書の、『千字文』の部分である。
これを、手本と提示された。
ある人は、4字づつの4枚書いて提出。ある人は・・・全部半紙一枚に書き写して、提出。
おのおの能力に応じて、判断して、書く。のが、この教室の行き方らしい。
ボクは、とにかく一枚に収めようとして、各行6字の3行、で書いてみた。
どの漢字も、行書も草書も初めてだから、字体を覚えるだけで手いっぱいである、
音をあげたかったが・・・途中、筆の持ち方を忘れていると指導を受けたりして
何とか3枚書き上げて添削を受けた。
反省としては、ボクには 2時間で三行16字を書くことは無理だった。全体が雑になってしまった。筆の持ち方だけではなく・・・。
ということで、
宿題として、4字4枚を三枚づつ書いて、次回提出しようと考えている。
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7,80年前の本格推理小説である。
舞台は、1949年ごろの日本、移動手段として鉄道より早いもののなかった時代。戦後の青天井の時代である。
余分なものが削り落とされているせいか、古臭い感じはない。読みごたえがある。
あとがきによると、最初の原稿では女の人は全く登場しなかったが、後に、読者を想定して書き直したときに、女の人を登場させたという。
『人それを情死と呼ぶ』鮎川哲也(角川文庫)面白かった。
光を当てる方向によって風景がまるで変ってしまう。嫉妬・虚栄・驕慢・損得・・・
今の世界とは、全然違った方向から、光が当たっているような、世界である。
もう一冊。『砂の城』を読んでみよう。鳥取砂丘が舞台になっているらしい。