たった2泊3日の検査入院でしたが、とても疲れました。今回は何となく無事では戻れないかもしれないと感じていましたので。
やっと、少し元気が出てきたので思いつくままに:
病室は4人部屋。全員心臓病の患者のようでした。すでにペースメーカーを入れている人、またバルーンというのでしょうか、血管を広げるカテーテル治療も受けている人、
もう一人は、そうとうの重症者で、酸素吸入をしているようでした。風呂にも一人では入れないような、歩行も思うに任せないような・・・。
「心臓カテーテル検査」については、ネット上には沢山記事がありますから、ほとんど省略。個人的な感想に絞ります。
右手首に局所麻酔をして、そこからカテーテルを挿入する。右肩の上を通っていくのが感じられる。そしてやがて、先端が心臓らしきものに触るのが感じられる(胃カメラを飲んだときの感じのずっと弱い感触であるが、異物が入ってきたことが強く意識される)。胸側から左手付け根の方に斜め上に3回ほど、そこから引き返して胸の方に2回ほど、先端が止まるのが感じられた(その止まったところで造影剤を噴霧しカメラで撮影している)が、じっさいは何か所なのかは分からない。
そのあと、先端はどこかへ移動したが、それが何処かは感じることが出来なくなった。2回ほど別の?造影剤が使われたようで、鳩尾辺りからお尻の方に温かいものが広がってゆくのが感じられた。
それで終わりである。
麻酔は右手首だけなので、勿論意識ははっきりしているし、時々そこで息を止めて、とか言われる。自分の心音を聞きながらだが、ときどき乱れる(これは造影剤の影響もあるらしい)。かなり緊張する。私はまな板の鯉で、医者とスタッフにすべておまかせでしたので、比較的冷静でしたが、それでもそうとう緊張していたと思います。
終わって。動脈を切っているので、そこに止血のための器具を付ける。4時間ほど、右手を動かさないようにしていなければならないが、これが結構辛い。動かすと、傷口が開いて血がにじんでくる。そうなると厄介なので、出来るだけ動かさないように、と注意されるのだが、4時間は長い。
私のばあいは、1時間半過ぎたあたりで、丁度お昼ご飯になった。パスしたいといったら、食べなければだめ、と言われ、右手はこんな状態だし、左手は点滴の最中で、逆流するかも知れないので余り高く持ち上げないようにと言われていたので、困ってしまった。そしたら、看護士さんが、箸をもって食べさせてくれた。(たぶんこういうサービスをしてくれるところは少ないのではないか。あるいはコロナの影響で、大抵の所では付き添いがいないので、こういうことになっているのだろうか)
検査結果は; 何処にも異常は見られない。つまり、血管が細くなって治療しなければならないようなところは見つからなかった。薬も飲む必要はないでしょう。
しかし、では原因は何ですか。いろんなことが重なって、たまたまそういう症状が出たということでしょう、と。
それでは亦こういうことが起こるかもしれないのですね。
コレステロール値を下げるように食事に注意することにします。また
ニトロは、お守りとして持っていることにします。
何年ぐらい有効ですか
まあ、3年ぐらい。
手術しないで済んだのは良かったが、原因は特定できなかった。・・・これは遺伝性のものが老齢になって出てきたのかな、と感じている。
今現在。脈をとると、周期が乱れたり、拍が飛んだりする。入院する前とあまり変わったようにも思えない。しかし、知は力なりか。私の感じ方・受け止め方は変わった。