痛。いた。痛い。

もう何日になるのだろうか・・・。余りの痛みに、昨日はロキソニン錠を飲んだ。

これは、先日抜歯の時に貰った鎮痛剤である。これを飲むと、まあ、落ち着く。

しかし、痛みを完全に忘れることはない。

・・・夜中に、目を覚ますと、相当痛い。薬が切れたかな、と思うほどだが、やがて意識がハッキリしてくるにしたがって、和らいでくる。まだ、薬が効いているようだ、とホッとする。・・・・。

 

薬はあと一錠しかない。これを使いきったら、また、無間地獄に落ちるのか。

 

薬物中毒になりそうだなあ・・・

 

高が歯の痛みで大げさな!と思わないではないのだが、思うことと痛みは別のことで、辛い。薬のなかった時代の事が思われる。

 

ペルーを匆々に引き上げてきてしまったのは、一つはなかなかスペイン語が話せるようにならなかったこと。もう一つが歯の痛みであった。ストレスからくる痛みだったろうと思うが、痛みだすと市販の鎮痛剤で胡麻化していたのだが、どうにもならなくなって(鎮痛剤を使いすぎているように思えて)、歯医者に行くことにした。伝手を使って、紹介された歯医者に行ったのだが、小学生の時(50年前)に行ったようなところ

なので、言葉も不自由だし、待っている間に恐ろしくなり、黙って帰ってきてしまった。

最高設備の所もないわけではないだろうが、そういうところは、まあ、貧乏人には無縁の場所である。

 

痛みに強い人も居るのだろうが、私は軟弱である。

 

今は、入れ歯を止めるか、我慢して鎮痛剤のお世話になるか(しかし、心臓が悪いので、これも市販薬を多用するわけにはいかないだろう)、また、歯医者に駆け込むか。

・・・・。迷っている。

歯医者に駆け込むときには、痛い歯は抜いてもらうということになるだろう・・・。

 

(世界のありさまを思う時に、笑ってしまうが、)切実な悩みである。

ボクだけがこんなちっぽけなことで悶々としている・・・しかし、どこのどのボクも、似たようなモノなのではないだろうか。

 

間もなく、朝食の時刻になる。けさは食べられるだろうか。・・・・

昨日の朝食は、辛かった。かなり残してしまった。申し訳ないが、どうにもならない。

 

 

 

『出生の秘密』三浦雅士著 講談社

分厚い本である。617p。内容も易しくはない。難しい。専門書と言っていいだろう。

買ったことを後悔した。

以前なら、こういう本は図書館で借りるのだが、

此方に移ってからは図書館には一度も行っていない。コロナのこともアリ、

また大都会なので利用者が多いと思うから、人ごみには近づかないようにしている。

 

それで、古本を購入した。まえに『漱石』(岩波新書)を読んで面白かったので、その新書本の基になっているらしいこの本を読んでみようと。

 

しかし、最初のページから読み始めたのだが、ちんぷんかんぷんで、一度ならず投げ捨てようかとも考えた。だが、思い直して、パラパラめくって、途中はすっ飛ばして、

p310、「母の場所」の第6節から読み始めた。

夏目漱石を扱っているのは、この辺りからのようである。

 

その前の方では、芥川龍之介中島敦、などが扱われているようだが・・・。一番最初は、丸谷才一だった。

 

説得力がある。なるほどなあ、と唸ってしまう。

明日までには読み終えそうだ。

 

・・・・・・・・・

 

口の中、歯茎が痛くて、憂鬱である。

入歯が合わないようで、緊急で診てもらった。

そしたら、

そのうちに抜けるだろうと言われていた歯の周りの根っこの辺りが炎症を起こしているのであった。これは、歯槽膿漏だから、歯間ブラシを挿しこんで、血を出さないといけない。(それがとても痛いのである)前に指導したとおりにやってますか。(やっていたつもりだけれど、痛いと止めていたのも事実である)こうやって、イソジンを付けてから、歯茎に挿しこんで、血膿を出してあげないと。(チクチクと痛いのですけれども)痛くても、日に4回はやらないと。

 

昨日は帰ってからも、口の中が重く、緊張したせいか(あれだけ痛いと緊張してしまう)、早々に寝た(7時ごろ)

 

これから毎日、4回かあ。人にやってもらうのなら、痛くても我慢できるが、自分でやるとなると・・・ボクにできるかな?

 

以前読んだ漢詩、作者は誰だっけ。有名な詩人だが・・・

まだ30代前半なのに、歯がぽろぽろ抜けてしまうことを詠んだ詩だった。

30代ではちょっと早すぎるような・・・。と思ったな。

 

女の人なら50代、男は70代というのは、普通なのだろうが、この歯の問題は、そういう普通などということは慰めにはならない。

 

しばらくは、柔らかいものしか食べられそうにない。

まあ。そういうことだ。

 

 

 

 

 

 

票田

近頃のニュースを見て、感じたことの一端。個人的な感想です。

 

統一教会があれほどまでに、政治に深くかかわっていたということは、約30万票といわれる票田ということが大きかったように思う。

そういう、邪道に落ちてしまった原因は、やく600万票といわれる、創価学会の票が、公明党と野合することによって、容易く手に入ったことにあるような気がする。

 

一票一票積み重ねてゆくよりも、纏めてどっと入るなら、これほど楽は無い。そして、その楽をする味を覚えてしまったら・・・後戻りが出来なくなる・・・ということだろう。

その票を、配る立場に立てば、自ずから、人を動かす力が手に入る。

少しでも不安のある候補者(大半だろう)は、その纏まった票に(それを取りまとめている人に)、尻尾を振る。

 

今度政務官になった小野田紀美参議院議員は、公明党からの推薦をお断りする形で戦い、トップ当選をしたという。

小野田議員個人の力も勿論大きいのだが、その上に、投票する側でも、いつも公明党とつるんでいる自民党員の姿を苦々しく思って見ている人が沢山いるということでもあろうか。考え方が違うのに、票が欲しいからつるんでいる、としか見えないのだ。

 

票の取りまとめというのは、何も公明党だけではなく、労働組合なども、日教組などもやっていたことではあるから、違法ではないのだろうが、そういうものに所属しないで、自分の判断で投票する者としては、多数の横暴と見えてしまうことも多い。

 

結局、その多数を無視できないだけでなく、便宜を図る(取引する)ことになるのだろうなあ。と。

 

わずか30万票で、これだけ深く食い込んだというのは、ちょっと考えさせられる。

 

仏教に〈貧者の一灯〉という言葉がある。ささいなお布施ということだ。托鉢などの時に、10円とか5円とかを喜捨する。ああいう感じであろうか。

実はこの言葉は、もう少し、長い。対句になっていて、〈富者の万灯、貧者の一灯〉。

お寺の山門を個人の力で建て直したり、多額の寄付をする人が現れたりする。

まあ、富者の万灯である。

しかし、お寺も、その富者を大事にするばかりで、一灯を忘れていると、檀家信者はいつの間にか離れてしまう。気づいた時には、教えの実態は何処? 中身スカスカ。

 

自民党は、どっち向いているのか、と言われて久しい。来るところまで来た、という感じであろうか。

 

・・・・・

 

今日は、入れ歯を外して、一日を過ごした。早く慣れなければならないことは分かっているのだけれども・・・口に物を入れるたびに、少なくとも、朝、昼、お八つ、夜の4回は、入れ歯を外して手入れし、口をゆすがなければならない。その煩わしさたるや。

 

 

 

 

 

 

初めての「入歯」

まあ。歯磨きもいい加減だったし、歯医者も嫌いで行かなかったし、自業自得ではあるが、次々に歯がダメになり、入れ歯を入れることになった。

今日。それを、入れてきたのだが・・・何をかいわんや!

 

歯医者で診察台の椅子に座って、出来上がった入歯を見せてもらった時から、悲しいような寂しいような・・・景色ががらっと変わってしまった。

 

仕方ないね。

医者の言うことには、あまりに不養生が続いたから、これからも次々とダメになり、近いうちに全面的に入歯(総入れ歯)にしなければならないかもしれないね、と。

今の状態に慣れるまで3か月ぐらいかかるかもしれないが、そうして徐々に慣れて行けば、総入れ歯になっても、きっと適応できるだろう、と。

 

励ましてくれているのだろう。ボクがすこし落ち込んでいるようだから。

 

帰ってから、おにぎりを食べてみたが、噛んでいても噛めているのかどうか、分からない。隔靴掻痒という言葉があるが、そんな感じか。

 

不可逆的、という言葉が浮かんだ。元には戻れないのだなあ、と。

 

50代の中頃から、出来なくなることが増えてきて、今。

噛むことが思うに任せない。

噛んでも、噛んでいるという感覚がない。

そりゃそうだ。ボクの歯が噛んでいるのではなく、入れ歯が噛んでいるんだもの。

 

・・・・・

 

次は・・・間もなく頭もボケてくるのか・・・

ボクにはまだまだ、勉強したいことがあるので、

毎日を有意義に使いたい。・・・疲れたなどと弱音を吐かないで。

何時かいかれてしまうのだろうが、それまでは、ともかく。

 

しかし、すぐ疲れる。眠くなる。昔からガンバリがきかないのだよなあ

近頃はとくに。

 

 

 

 

雑感

ツクツクボウシが鳴き始めました。これが鳴き始めると、夏休みの終りという感じです。・・・溜まっていた宿題をやらなければならないと思うのだが、暑くて、できない。結局遊んでしまう。今でも、その辛い感じが思い出されます。

 

此処では、ヒグラシの鳴き声がほとんど聞こえてこない。

アブラゼミは、一本の木の幹に数匹とまっているなどザラなのですが。

 

今日の予想では、体温ぐらいまで暑くなるらしい。

16日には地獄の釜の蓋が開く、というが。

部屋の中で、寝っ転がって読書と行きたいところだが、今日は

パソコンの画面を見ながら読書、ということになりそうである。

 

今、坂口安吾の『不連続殺人事件』を読んでいるところだが、これは、何度かテレビドラマで見たような気がする。似たような筋のモノが多いということなのかもしれない。

 

確か、池波正太郎は、あるところに人物を置くと、自然に動き出して、事件が起き、解決に動くというようなことを言っていたように記憶するが、安吾の場合は、時代ということがあるのかどうか分からないが、日本人ではなく、アメリカ人か何かが日本人のふりをして動いているような感じである。それとも、文士というのは、そういう人たちなのか。

かなり、日本人離れをしているというか、仮想空間の中で、劇を演じている、という雰囲気である。

作品の中に、エラリークイーンとかヴァンダイン、アガサクリスティーとか、ボクが子供の頃読んだ推理小説の作家の名前が出てくる。そういう人に対抗意識があったのだろうか。

つぎつぎ人が死んで、だれが犯人なのか、動機も分からず、見当もつかない。

どう展開してゆくのか。目が離せないのは、確かである。

 

今日中には読み終わるか。

 

・・・・・・・

 

随分前に書いた『薬師如来』のこと。台座を人に頼んで作ってもらうことになったと書いたことがありました。

その台座が完成して送られてきた。いい具合である。お薬師さんの本体は、もう20年も前に造られたものなので、色あせてきているが、台座はまだできたばかりだから、ヒノキの,淡いベージュ色。ちょっとバランスが取れていないようだが・・・。

眺めていると、いろんなことが思い出されてくる。お盆らしい思い出という奴だろう。合掌

 

 

 

 

 

 

パソコン つづき

中古だが新しい。だから、新品と同じように、最初から、いろいろ入れて行かないといけない。

まず、インターネット接続のことで手間取ってしまった。つづいて

 

セキュリティ設定。これは、壊れてしまったパソコンに入っているソフトをこちらに移すということだが、古いパソコンから抜き出して(アンインストール)、新しい方に入れる(インストール)・・・ところが、故障してうんともすんとも言わないので、抜き出すことは出来ない。それで、仕方ない、そちらは放っておいて、新しい方にインストールする。

・・・この作業が、数年ぶりの事(中古を買うとこういうことは経験する。前に一度経験している)なので、ほとんど忘れていて、思いのほか手間取ってしまい、(メモしてあったパスワードが間違っていてうまくいかなかったり、手続きそのものが新しくなっていたり)

・・・それでも何とかセキュリティ設定が完了した。

あとのことは本人に任せればいいので、ボクの出番はここまで。

 

・・・・・・・・・

 

ところが、そうは問屋が卸してくれない。この後、ボクのパソコンがインターネットに接続できなくなってしまった。

これまた、ほとんど忘れてしまっていて、初めてみたいなことなので、トラブルシューティングとかをしてみるのだが・・・

最終的には、デバイスの電源を切り、新たに入れなおす、ということで、うまく行った。のだが・・・一時間近く右往左往しただろうか。

 

また、セキュリティー会社から、あなたは二つしか契約していないのに三つ使っています、違反ですよ、と。これも、おろおろしながら・・・何とか、故障したパソコンを削除することが出来た。最初にするべきことが最後になったわけであるが。

 

・・・・・・・・

 

青空文庫。【えあ草紙・青空図書館】というところで、縦書きの文庫を読む感覚で読めることが分かった。これは有難い。嬉しい発見である。

 

台風は大したことなく通過したようで、有難い。それでも、散歩に出て見ると、小枝が随分散乱している。

少し涼しくなってきたかな。

 

 

 

 

 

パソコン

姉のパソコンがどうやら故障した。特段何かをしたわけではないのに、ある時から、うんでもすんでもない。全く動かない。のだそうな。

 

相談を受けて、開いてみようと思ったのだが、ねじ山が完全に潰れていて(購入時すでに中古品でしたから)・・・何もできない。外から見ているだけ・・・。

 

新しく買うことにした。といって、勿論中古品である。だいたい10年前の物を、2万円ぐらいで、と思って探した。動きが遅いかもしれないが、ま。ボクの今使っているのは12年ぐらい前の製造だ。それより少し上ということで。

 

一年間保証のついているものを、一昨日注文して今日届いた。のだが、どうも無線ランが使えないようだ。今でもそんなことがあるとは思いもしなかったのだが・・・。故障ではなく、最初から使えない・・・???・・・それとも、設定の仕方が分からないのかな。

 

ボクも姉と五十歩百歩の機械音痴なので、よく分からないままに、あれこれ悩んであちこち探って、半日遊んでしまった。

結局、とりあえず有線でやる事にして、5メートルのケーブルを800円弱で注文した。

 

同時に、購入先に問い合わせて、無線ランを使えるようにできないなら、機種の交換をしたいと、申し入れた。

返事は早くて来週月曜日だろうから・・・

直ぐに返事がきました。無線ランには対応していない。ので、USB無線ラン子機をパソコンに付ければいいかもしれないと。なかなか親切です。

 

姉はスマホを持っているのだから、パソコンは要らないと思うのだが・・・。

ボクは、スマホを持たない。パソコンも、それほど使う方ではないが・・・。

 

無くなるとやはり困るかもしれない。

 

近頃(ここ半月)は、YouTubeをよく見る。とくに政治関係を。なかなか面白い、へたなドラマよりも いいね!

 

お盆の時節である。この時期はどうしても暑いね。