人は、ドラマなどを見てどういうことを感じ、思うのだろうか
・・・・今までこういう問いをしたことはなかった。ような気がする。
感じたり、思ったりするのは、誰も似たり寄ったりで、それはドラマ制作者の考えていることに沿う形のものだろうと。
つまり、自分と他人の差はあまり考えたことはなかった。
宗教は、誰もが基本的に同じだと教えているし、特に仏教では人間だけでなく生き物全て・・・
それで間違ってはいないと、今でも思っているのだが・・・・
では、今の自分の感じているのは、作者の意図したものなのだろうか。
とするならば、あまり気持ちの良いものではない。
見たくないものを見せられている感じだ。自分が自分に隠してきたものを。
・・・・というよりも、自分が知らず知らず犯していた罪を暴かれている・・・
もう取り返しがつかない時になって、こういうことを感じさせられるのは、何とも辛い。
・・・・取り返しがつかない時になったから、こういう思いが募るのだろうか
・・・・手術後、全身麻酔から醒める時に、無間地獄で目覚めたという思いがこういうことを感じさせるのだろうか
何故地獄に行かなければならなかったのか。そんなところで目覚めるとは思ったことも無かった・・・それで、無意識に問い続けていたのだろうか
・・・一人で、時間がたっぷりあるから、こういう救いようのない思いが浮かんでくるのだろうか
孤独だと早死にするというが、こういう思いに苛まれれば、それは「あり」だな。
『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』(紀伊国屋書店)
久しぶりに続きを読み始めています。面白い。
犬を飼っていたころ抱いた疑問を思い出しました。 犬に心がないなど、とても信じられない。オレよりかなり賢いようだぞ。