読書中の雑感

劉備が、関羽の敵討ちをしようとして、誰の言うことも聞かずに、呉に向かうところに差し掛かっているのだが・・・

劉備はこの時還暦を過ぎている筈で、現代に当てはめて見ると、古希を過ぎたころに、もはや誰の言うことも聞かずに、無謀な運転をして取り返しのつかない事故を起こしてしまうようなものだろうかと感じる。悲しいではないか。生き物としては、何時か必ずこういう時節が訪れる・・・。

 

読むのがつらい場面である。昨日はあの本庶先生が、交通事故を起こしたニュースが流れた。幸い死亡事故にはならなかったようだが・・・。右側に大きな凹みのできた黒い車の写真を見た。・・・・

 

・・・自分もあと数年だろうか。今年免許更新である。4月に、高齢者講習を受けなければならない。今乗っている車で不安を感じたことはないが、前乗っていたターボエンジンの車は、ちょっとよそ見をしているうちに、相当先まで走ってしまうような感じを持ったことを覚えている。ハンドルは操作しやすかったのであるが。

・・・だんだん車に頼りたくなってきたときに、車とお別れの時期が来るというのは、寂しい事ではあるが、これは車に限ったことではあるまい。

 

執着を離れる。若い時にはさほど難しいとも思わなかったが、・・・だんだん難しくなってきている。これからますます難しく感じるようになるのだろうなあ。

 

開封府』終わった。宋の仁宗(1022~63)の時代の話である。特に、親政に至るまでが描かれている。王安石などが登場する少し前の時代である。

なかなか面白かった。役者も上手いように感じた。ただあまりお金はかけてないようである。どんなドラマも同じかもしれないが、脇役がいいね。

 

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毎日北風が強く、散歩しようと思いながら、気おくれがしている。