やっと『オスとメス=性の不思議』がおわりました

ダーウィンが≪史上初めて≫『性淘汰』について考えたのだが、その考えを裏付ける科学的証拠を示すことが出来なかったので、100年余り忘れ去られ、ダーウィンは数多くいた進化論者の一人にすぎない、と断じられてしまったらしい。

1959年、『種の起原』刊行100年の挨拶で「ダーウィンぬきは100年でたくさんだ」と言われるようになり、あらためてダーウィンが注目されるようになってきたらしい。

1972年、『人間の由来』出版100年の年に、記念論文集の中に「なぜオスが戦いメスが選ぶのか」という、ダーウィンの提起した問題に初めて明快な答え(科学的な)が提示された。

それから、ダーウィンがあらためて注目されるようになり、今日に至っているようだ。

ダーウィンは、100年ほど先を走っていたことになるのか。

 ニュートンの隣に葬られたらしいが、それは最もふさわしい場所のように思えます。

 

人は類人猿と繋がっているが、断絶しているところも大きい。そういう道を歩いている。長谷川真理子さんはそういう見方をしているようだが・・・・類人猿の痕跡が残っているというような話ではなく、僅かに断絶への道を歩み始めようとしている・・・程度なのではないだろうか。