確か今頃入院していたのであった。
急性胆嚢炎。
まあ、俗にいう胆石である。
たしか一年前にも書いたことだが、全身麻酔から醒める時、あんなことを経験するとは予想もしなかった。麻酔されるときは、このまま目が覚めなければいいのに、と思うほど、静かな平和な気持であった。・・・目覚めたのは、無間地獄であった。
多分、私は暴れて・・・落ち着かせようと近づいてきた方を殴ってしまったような気がする。地獄の鬼から逃れようとして藻掻いて・・・
恐ろしい経験であった。
麻酔から醒めるとき何を感じるかは、いろいろらしい。・・・
この世で見ている風景もいろいろだもの。当然といえば当然だ。
・・・中には、鬼に捕まってしまい、意識が戻らないということもあるようだ
私は幸いなことに、菩薩の声に導かれて地獄を脱して、目覚めたのであった。
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もう一年が過ぎたのだなあ
幸いなことに、あれから今日まで一度も病院に行かないで日を送った
何度か行きたいと思ったときはあるのだが、コロナ騒ぎで我慢しているうちに
日が過ぎた、ということである。
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山が色づき鮮やかである。気温も高く風も穏やかであった。いまは
一番いい時期かもしれないね