久しぶりに腹が立ってしまった。いかんなあ。
理由を探せば、いろいろあるが、要は、心に余裕がない。
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『明治の文化』読み終わって図書館に返しに行った。
たしか、司馬遼太郎が、日露戦争以降日本はおかしくなっていった、というようなことを書いていたと思うが、どうやら、日露戦争以降、日本で天皇制は完成するようだ。
日露戦争までは、まだ、一般人は国家には傷めつけられているという感じはあっても一体感はなかったようだ。それが、国力を結集して戦争に臨み、何十万人という死傷者を出しながらも、世界一のロシアにかろうじて勝った時から、国民一人一人の親類知人が戦争に参加したという一体感のようなものが芽生えて・・・。
『国語学原論上』時枝誠記(岩波文庫)と『仏像の顔』清水眞澄(岩波新書)を借りてきた。
吉川先生の本を読んでいて、日本語の本が読みたくなったのである。
また、彫刻、丁度仏像の顔にかかるところなので、その前に、ざっと流し読みをしようと思って借りた。
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今日の蒸し暑さは別次元のような気がする。