徒然なるままに

体制が崩壊する、と、守られている状態から、孤立無援の状態に落ちる。

・・・外国に旅行していても、まあ、パスポートを持っていれば・・・

持っていても、自国が守ってくれない、ということがないわけではないかもしれないが。普通は守ってくれるものと信じている。

そういう守ってくれるものが、崩壊してしまったら・・・

 

ペルーで、先駆者と言われる人何人かに話を聞いたことを思い出した。4年後に帰るつもりで国を出たのだが、帰るまでに、帰る国がなくなってしまった・・・

 

 

孤立無援の状態に落ちると、頼れるのは、家族と、友だちであろう。

それで不安なら、結局、民族のようなものが、あるいは、宗教のようなものに頼ることになる、そういったものが自然に表に出てくるのだろう。孤立無援の無力な立場にはヒトは堪えられないだろうから。

そうすると、内と外、敵と味方が形を取ることになる・・・

 

体制が崩壊する。それはどういう時に起こるのだろうか。

働ける人が激減し、保護しなければならない人が増えすぎた時か・・・

金がなくなり、破産した時か

公務員に支払う金がなくなってきたときか

公務員になり手がなくなって、あるいは質が低下してきたときか

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ボスニア戦争とヨーロッパ』ノロノロ運転のような読書だが、読むよりも、本を伏せて物思いに沈む時間の方が多い。それでもやっと、半分ほど進んだ。

ふと、以前読んだ『現代ドイツ』(岩波新書)を思い出し、押し入れの中から引っ張り出し・・・ぱらぱら捲ったりしている。

 

変化の時、揺さぶられて、落ちてゆくのは弱い者であろう。弱いというのは、いろいろあるが、多分、孤立していると、弱い。・・・群れる方向性が出てくるのだろう。

 

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