『三国志』  6

赤ん坊の鳴き声かな。猫が鳴き始めたのである。

数日前から、朝方の小鳥の声も、すこし変化してきた。明るく感じる

寒さは続いているが、春はすぐ近くまで来ているようだ。

 

三国志』第三冊を読み終わった。徐庶から孔明の居場所を教えられたところである。孔明は、それを聞き、不愉快になり、旅に出てしまう。

 

袁紹の最期にはなかなか考えさせられる。どれだけ有能な人が周りに居ても、使いこなせないで、滅びてゆく。使いこなせないというのは、どういうことなのか。

激しく動いている状況に付いてゆけないで、我が突出してしまうように見える。

時代の先を見ているのではなく、現状を維持したいと願っていると、こういうことになるのだろうなあ。赤の女王の支配、という言葉を思い出す。

時間ヨ止まれ、と言っても、それは無理なのだ。

 

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漱石とその時代』金之助がやっとやる気を出してきた。姓も夏目に戻る。

第一部 140p辺りです。

 

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ボクの身体も春めいてきたのか。心臓が微妙に存在を主張している。

大人しくしていてほしいのだが。