これは、例年よりすこし早くないか
数日前にアブラゼミが鳴きはじめたと思ったらもうミンミンとは。
何もしないでじっとしているだけで、汗が流れる。
朝から冷房のお世話になる。
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『神のいない世界の歩き方」(早川ノンフィクション文庫)
リチャード・ドーキンスさんの本である。
『さらば、神よ』という本の、子供版らしい。
確かに、歴史は、宗教の汚点で汚されている。満ち溢れているといっていい。
『さらば、神よ』と言いたくもなる。
しかし、ボクは、
ドーキンスと論争をした J・グールドの味方をして、宗教にも場所を提供したい方である。
一神教的というか原理主義的というか、これが絶対で他はダメと言うのは、どうも人間を狭くしてしまうような気がする。それが科学的思考であっても。
科学的思考というのは、訓練されて初めて身に付く。誰もが訓練を喜ぶとは限らない。
強制するのはどうなんだろうか。
ドーキンスさんの本はほとんど読んでない。途中で投げてしまうことが多かった。かれの饒舌(博覧強記といっていいのでは)に辟易してしまい、後が続かないのである。今回はどうだろうか。