どういう切っ掛けで見ることになったのかな
よく覚えてはいないのだが・・・
1年半前、ウクライナが突然侵略されたときに、日本国内で、核武装論というのが浮上したことがあった。
「核の恫喝には、核保有で対抗するしかない!」「理不尽に一方的に侵略されても、それを裁く正義は何処にもない。働いているのは、弱肉強食。力の論理だけである」「弱い者は滅ぼされる」「日本とウクライナは核を持たないということで似たものである」
しかし、この危機感は直ぐに消えてしまった。
ボクは燃料を投下する人が居なかったからだろうと思っていた。また、あれから1年以上が経過して、だんだん分かってきたこともある。
・・・どうやら、アメリカの覇権主義がロシアを挑発して、(昔日本がアメリカの挑発に乗って真珠湾を攻撃せざるを得なくなったように、)ウクライナを攻撃した、というのが実際のことではないか、と。
ロシアは、あと少し待てば、アメリカの没落と中国の台頭を目の当たりにしたはずである。その前に仕掛けられた???
なんかモヤモヤしながらも、ロシアが悪ではないような気がしていたのだが・・・
それにしても、核武装論が消えてしまったのは不思議であった。
そういう時に、たまたまYouTubeで、「プーチンは分かっている、この戦争の終着点」という記事を見た。これは、来年(再来年か)のアメリカ大統領選挙のことを話しているのだが、なかなか面白かった。そこで初めて、伊藤貫という人を知った。
それから、YouTube検索で「伊藤貫」とは何者か、この人の番組を集中的に見た。
そして、今
『伊藤貫の真剣な雑談』というのを見ている。全部で15時間以上もあるので、今は途中である。
なんとなく、戦前の「統帥権」を思い出す。そのときはそれでいい。しかし、数十年後にそれが足かせになって・・・
吉田茂の決断は、朝鮮戦争に日本が巻き込まれるのを防いで、80年の平和をもたらした。しかし今、そのために、ダチョウではないが、目隠ししていれば助かる、ような考えに捉われてしまっている。
こうなると、民主主義・多数決というのは、うまく機能しない。んだなあ。
まもなく8月である。いろいろ考える。