直前の記事は、読んだ人の評価がかなり低かったかも。というのも、いつもは何も言わない姉が、
「ブログ読みましたよ。これは何ですか」と顔をしかめたのである。
本人自身が驚いた事態なので、書く値打ちはあると思ったのだが、ある程度客観化できないうちは、書けない。・・・
書く時には、かなり冷静になって、心の推移を追えるようになっていないと。
・・・・客観化が不十分だったという事かもしれない。
ですから、京アニ事件とは何の関係もありません。
心というのは、野放しにするととんでもない「曲者」ではあるが、ほとんど肉体的なエネルギーの枯渇したと思われる私のようなモノにも、こういう事は起こるのだなあ!
・・・「もう大丈夫」と思い込み、ほとんど無防備で生きていたからだろう。
これは「彼女」とは全く関係のない「私の心象風景」のスケッチなのだが・・・
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『日本語練習帳』の著者、大野晋さんの『日本語の起源』
これは、随分前に手に入れていた本だが、積読が長かった。こんかい、読み始めた。
かなり専門的な本で、なかなか進まない。今半分近いところまで進んだ。
南インドのドラヴィダ民族、タミル人が話している言葉が、日本語のルーツなのではないか、という事なのだが、なにしろ遠く離れた国のことである。
反対は多いようである。
しかし、紀元前から、鉄器使用の農耕文明を発達させており、東南アジア一帯に進出していたようである。かなり有力な説なのではないか。
タミル語は、いまでも6000万人以上の人が話しているというし。
・・・今の日本の地に農耕を伝えたかなり有力な候補であることは、間違いないように感じる。言葉の基本構造も似ているという事は、伝えただけではなく、定住した有力部族であったのでは???
あるいは、ドラヴィダ人に限らず、似たような生活様式の、似た言葉を話す人々がかなり広範に住んでいたのだが、いまではまだら模様のように残っているだけ、ということなのか。
あるいは・・・
まだ半分だから・・・・。
読んでいて、難しいのだけれども、愉しいところもある。
これほど専門的な内容を、ボクのようなずぶの素人に、ともかく読む気を持続させるのだから、大野さんの力量は大したものである。
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散歩は蒸し暑い。
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忘れていたが、今日は「敬老の日」
日本では、65歳以上が約3割。80歳以上が、約1割になったという。
こういう老人大国(何しろ3人に一人が65歳以上、10人に一人が80歳以上というのだから)が、喜ぶべきことかどうかは兎も角(本人にとっては喜びであろう、次世代にとっては悲喜こもごもかも知れない)、行政に携わる人にとっては頭の痛いことであろう(これが一過性のモノではなく長く続きそうだし)。
岸田内閣は、親中派から親韓・親台湾の方へ舵を切った、という事であるが、
これほど老人が増えている中では、支持率が低迷するのも分かるような気がする。
弱くなったアメリカの言いなりだというのが見え見えだもんなあ。却って危地に身をさらすことになりはしないか。
アメリカから距離を取ろうという動きもかなり強くなっているようだが・・・。
こういう背後で、中国の情報活動は、どれほどのものなのか。
長生きできる世の中で”よかったよかった”と素直に喜べないところがある。