イスラエル   (14日追記)

伊藤貫さんの話を聞いていて、年内に中東で何か騒動が起こる、と思っていた。

本当に残念ですね。

 

『越境30チャンネル』で、しばらく前に、イスラエルの住民の50%ぐらいが、国外脱出を考えている、というような話も聞いた。今の首相になり、かなり緊迫した状況が続いていたのであろう。

 

今更取り返しのつかないことであるが、あそこに「イスラエル」という国を創った時から、止むことのない紛争が、約束されていたと思う。それが、時の経過とともに、軍事技術の高度化もアリ、危険度が増している、という事なのであろう。

 

もう、何十年も前になるが、私のいた修行道場に来たイスラエル人の大学生が、「イスラエルの大学生は、在学中に必ず何処か外国に旅行して、同年代の人と交流する事が求められている」と言っていた。

そうして築いた人脈が、将来の国家安全の保障の一つと考えられていたのであろう。これは今でも続いているのかどうか

 

昨日見た「シュタインバッハ大学」で、つぎのような図式を見た。

各国の立ち位置

国連を真ん中に据えて、アラブ寄りとイスラエル寄りと、中立と。国家元首の発言などを元に、立ち位置を考えてみたというのである。EU加盟国でも、ドイツとトルコは立場を異にしているようです。

 

ちょっと見、三つのグループが拮抗しているように見えるが・・・

 

あの時の伊藤寛さんの話では、アメリカは、同時に起こる二つの地域での紛争を解決する能力を持たないから、遠からず、アジアで紛争が起こるだろう、早ければ来年、遅くとも十数年後には。ということであった。そんなに長期にわたって世界は不安定化するのであろう(どうも、アメリカは、伊藤さんとは考えが違い、自分の能力を過信しているのかも知れない、と感じる。自分には解決できる!と。・・・これはとても危険なことなのではないか)

 

いま、中国は、内乱の恐れがあるほど、混乱し始めている、という話もある。台湾も、独立派と親中国と、なかなか穏やかではないらしい。

 

イスラエルで、50パーセントは、交戦派ではなく、おろおろし、どちらかといえば、平和を願っている人々であろう。

 

しかし、中枢にいる人たちは、どうやら、敵をせん滅・屈服させない限り、平和などありえないと思っているようだ。民主主義といいながら、反対意見など、尊重されないのであろう・・・。