デューラーの本はまた読みなおす必要がありそうだが・・・
本の紹介は、いつものことですが、しません。個人的な思いだけ。(分かりやすい解説はネットで簡単に見つかると思いますので。)
ルターの宗教改革が始まって間もなく、修道士の還俗という動きが始まったとは知らなかった。どうやら、聖書と自分の間に介在する聖職者が否定されるわけだから、必然の方向ということらしい。(これには、聖職者以外に聖書が読める人の数がかなり増えてきていた、ということが当然あるわけで・・・。この本は最初に印刷術とか識字率とかの話が長い。)
日本の、大乗仏教運動の行きつく先に、僧侶の否定などがあることと似ているかもしれない。
一神教のカトリックに、聖書を掲げたルターが(一神教的に)ぶつかった、という感じで、そこから様々な波紋が広がる・・・まだ続いているようだが。今の、信教の自由というところまでの険しかった道のりのことが思われる。
イスラム諸国の難しさということも。
金持ちケンカせずだろうから、豊かな暮らしが実現すれば、自然にこだわりが消えてゆくのかも知れないが・・・資本主義では難しいだろうなあ。
人間という生き物は、壁にぶち当たってそれを乗り越えるということが必要な気もする。壁がなかったらそれを創り出しても乗り越えてゆくような・・・。
ボクたちの世代は多分おそらくは誰も〈一点突破・全面展開〉という言葉を覚えている。自然にそういう方向で物事を考えてしまうところがあるのかも知れない。
今は、そこからは随分遠くに来たような気がするが。個々はやはり〈一芸に秀でる〉方向だろうか
政治や経済を中心にモノを見る、ところからは離れた人々が増えてきている、これは大きいかも知れない。
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一昨日散歩した時には、白鳥が三羽しか見えなかった。元気な白鳥はもう移動してしまったのかも知れないと考えながら、帰ってきたのだが、昨日は、結構沢山白鳥が泳いでいた。数は半分ぐらいに減っているようにも思えたが、数えたことはないので確かなことは言えない。急に寒さが厳しくなってきたので、戻ってきたのか。
それにしても、昨日も一昨日も風が冷たかった。方々で半開の梅の花を見かけるが。