『三国志演義』 12

第七冊を読み終え、第八冊に入った。第七冊は随分時間が掛かってしまった。

 

先主劉備がなくなり、別れ別れになっていた孫夫人も長江に身を投げて死んだ。

第七冊では、その他にも、多くの英雄が鬼籍に入った。

第八冊では、蜀の南方の蛮族の平定の話が続く。碧眼と書かれてあるから、アジア系ではなかったようである。・・・

 

先日、BSで「長江文明」の話を見たことを思い出した。ここの人たちは細面も多いが、アジア系のようであった。イ族と言っていたな。

黄河文明とほぼ同時代に、長江の源流に近い蜀の辺りに起こった文明らしい。その末裔が、少数民族として、山間の僻地に暮らす様子を写していた。本当に貧しい生活をしているのだが、何となく生まれの卑しからざる様子を漂わせている。その人たちが現代の消費文化の洗礼を受ける様子が描かれていたのだが、ボクの小学生の頃、田舎に耕運機が入り込んできて、大人たちが共同で購入する事などを話し合っていた頃のことを思い出した。当時田舎の現金収入としては、ほとんどの家でお米と馬の子だけであった。(やがて、賃仕事が出来るようになってくると、共同ではなく、個々が、という方向へ動いてゆく)

 

・・・いまだ知れれざる古代文明は、各地に沢山あったのだろうなあ。たしか、ペルーでも、日本の研究者が、いろんな遺跡を発掘していたことを思い出した。

 

・・・・・・・・