『暮らしがわかるアジア読本”トルコ”』(河出書房新社)

一度は行ってみたい中近東である。たまたまリサイクル市で手に入れた。

 

まだ数十ページしか読んでいないのだが、面白い記述に出合った。

そのまま写すのは面倒なので、掻い摘んで言えば次のようなことになろうか。

 

トルコの街を歩いている人々の顔立ちが余りにも多様なので、「典型的なトルコ人を示してくれないか」と尋ねたところ、「もしあえて言うならば、あなたですよ」と応えられたというのである。

数千年前、中央アジアに住んでいたひとびとが、西に向かって民族移動して、トルコに住むようになった、その間次々と混血を重ねて、今ではトルコ人本来の顔立ちが失われてしまった。それに対して、東に移動した人々は、日本に到達し、トルコ人本来の顔立ちを保っている、ということらしい。

 

今遺伝子解析で如何いうことが分かってきているのかは分からないが、面白い考え方である。胡人というのは、遠い異国の異人だと思っていたのだが・・・。とても、親しみを覚えるではないか。

 

また、次のようなことも書かれてあった

【日本語はトルコ人にとって最も人気のある外国語の一つである】

 

宮崎市定氏の『西アジア遊記』をまた読んでみたくなったが、ともかくも、まず、この『トルコ』を読み進もう。

 

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まだ歯茎は痛い。腫れている。歯医者嫌いなのだが、行かなければならないかもしれない。