一言で言えば、悪人が多いということか。善人はほとんど居ない。
まあ、現実に近い。
日本のドラマは、そこから見ると、単純。分かりやすい。
悪く言えば、底が浅い?・・・私欲が隠されてしまっている。
以前。ボクがまだ一回も韓国ドラマを見たことがなかったころ。
将棋相手のKさんが、韓国の歴史ドラマにハマっていて、ドラマの話をよくしていたのだが、
私利私欲に走るモノばっかりで、国が食いつぶされてしまって・・・歯がゆいようなじれったい様なところがあるが、面白い、と言っていた。
あれじゃ国が独立するのが難しい、とも。
当時ボクは、独立を保てないような国だから、そういう人が増えるのだろうなあ。たしか似たような話はイタリア人から聞いたことがあるような・・・と思っていた。
今回は、そういうことを思い出すけれども、それはそれとして、ドラマは悪人を描いてこそドラマなのではないか、と。感じはじめている。
善と悪がハッキリしないで、誰もが、私欲を幾分か持って動く。だから、脳の一部を切り取りでもしないと、正義を体現できない。あるいはゾンビにでもならない限り。
確か、以前『開封府』という台湾ドラマを見た。その主人公も、生まれた時から随分変わっていて・・・歩き方もムーンウォークというのか、変わっていたことを思い出した。善人というのは、基本的にありえない。
この世はちょっとずつ悪(大体は悪というより私利私欲)をする人々が重なり合って大悪をしたり相殺したりしている。そんな人間観が透けて見えるような・・・。
今3本目。『ザ・プロファイラー』(60分×16回)を見ている。