2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『山の人生』柳田国男著

論じるような本ばかり読んでいたので、そうでない本が読みたくなった。 柳田さんの本は、ずっと図書館から借りて読んできたので、手元にはこの一冊しかない。 柳田さんの著作は、今では、青空文庫にも沢山収録されているが・・・紙の本に愛着があり、そちら…

山上容疑者

最初の1週間ぐらい、目に付く記事は読んだ。その後は、めんどくさくなり、読んでいない。眼を通すのはニュースの見出し程度である。 ボクは、若い頃(10代、高校生の頃)、ドストエフスキーに捕まってしまい、抜け出せなくなったことがある。学校を休み、落…

母に愛されなかった子

お釈迦さまもそうである。たしか道元禅師もそうでなかったか。 太宰治もそうだったような。 おそらく徳川歴代の大名などもそうではなかったか 早いうちから母と切り離され、乳母によって育てられる・・・ 心のよりどころが、たよりない。気になってしょうが…

『漱石 母に愛されなかった子』

読み終わりました。一気に読んでしまった、といっていい。 考えさせられました。面白かった。 内容については、何処かで似たようなことを聞いた記憶があるので、作者のこの本、この見方は、これは案外有名なのかもしれません。 あの「山上容疑者」の事をしば…

『漱石 母に愛されなかった子』(岩波新書)

母に愛されなかった。この言葉が気になって、読んでみることにした。 母に愛されなかった人は多い。愛された人と同じぐらいいるのではないか。 愛されたかどうか、は、きわめて主観的なことのようにも思う。主観的には、ボクも愛されていなかったと思ってい…

近頃思う事

『神のいない世界の歩き方』半分ほど読んだ。続きはしばらくお休み。 『日本国憲法』(岩波文庫)を読もうかと思って、しばしば手に取るのだが、なかなかページを開くところまで行かない。 憲法に手を入れると、改悪になる可能性が大きいように思うのだが、…

ミンミンゼミが鳴きだした

これは、例年よりすこし早くないか 数日前にアブラゼミが鳴きはじめたと思ったらもうミンミンとは。 何もしないでじっとしているだけで、汗が流れる。 朝から冷房のお世話になる。 ・・・・・・ 『神のいない世界の歩き方」(早川ノンフィクション文庫) リ…

ドラマ『破氷行動 ドラッグウォーズ』全48回

なかなか面白い、一気に見た。と言っても、40分で48回ですから、1週間ほどかかりました。 日本のドラマはほとんど、最後のところで、‹フィクションで現実とは関係ありません›と言い訳をしているが、この中国のドラマは、最初に、〈事実を基にしたドラマであ…

『推定脅威』未須本有生

帯封に、「松本清張賞受賞」とある。また、国産航空サスペンスの最高峰 と。 新しく採用された国産の練習機(であると同時に新しい戦闘機が決まるまでのつなぎの役も果たせる戦闘機として開発されたTF-1)をめぐっての話である。 航空オタク向きかな、と思…

無題

最初に。安倍さんに合掌。ゆっくり休んでください。 一昨日の、昼過ぎに、安倍氏が襲撃されたニュースをネットで知った。 そのとき、元海自の犯人がその場で逮捕された、と書かれていたので、直ぐに、政治思想が犯行動機だろうと思った。ところが、間もなく…

『スペインを読む事典』JICC出版

注文していた本が今日届いた。早速パラパラと捲ってみた。 スペイン語の勉強にもなりそうな見出しである。 ・・・内容は、普通の事典より随分偏っているように見える。スペイン旅行をしようとしている人に参考になりそうである。 ボクは、英語がモノにならな…

雑感いろいろ

『絵画で読む聖書』だいたい読ませてもらいました。 ボクは、普通のつもりでいるのだが、多くの先入観を持っていることをあらためて考えさせられました。 その一つは、宗教は倫理的である、と思っていたことです。 そういう宗教もあるだろうが、一概にそう決…

『絵画で読む聖書』

旧約聖書の部分を読み始めた。 読むに堪えない・・・記述が目立つ。 何か、憾みでもあるのか? と思ってしまう。・・・ ・・・・・ ボクが昔読んだときも、酷いなあと思わないでもなかったのだが、ソクラテスや孔子・釈迦の生まれる随分前の事だから、倫理な…